
「小さなお店を始めたい。」
そう思った時、多くの人が気になるのは、
「本当に続けていけるのだろうか」
「どれくらい売上が必要なのだろうか」
「何から始めればいいのだろうか」
ということではないでしょうか。
現在、私たちのお店は従業員3名で月商150万円以上を安定して売り上げられるようになりました。
しかし、最初から順調だったわけではありません。
開業当初の3か月は、広告宣伝をほとんど行わなくても月商80万円ほどを売り上げ、「このままいけばもっと伸びていくかもしれない」と期待していました。
ところが、その後売上は少しずつ下がり始め、危機感を覚えるようになりました。
そこから3年間。
イベントへの出店。
通販の立ち上げ。
ブログ運営。
写真撮影。
ギフト開発。
商品改良。
できることを一つひとつ積み重ねた結果、ようやく黒字化し、現在の売上まで成長することができました。
開業したばかりの頃の私は、
「商品がおいしければなんとかなる」
と本気で思っていました。
でも実際には、おいしいだけでは続かなかった。
知ってもらう努力。
買いやすくする工夫。
また来てもらう仕組み。
そして何より、
「お店を続ける」という覚悟。
この3年間で学んだことは、
小さなお店ほど、商品以外の力が必要になるということでした。
この記事では、私たちが月商150万円を安定して超えられるようになるまでに取り組んだことを、実体験をもとにお話ししたいと思います。
開業3か月で訪れた最初の壁
開業当初は、広告宣伝をほとんど行わなくても月商80万円ほどを売り上げることができました。
いわゆる「オープニング需要」や「開店特需」と呼ばれるような時期だったのかもしれません。
想像以上の反応に、「このままいけばもっと伸びていくかもしれない」。そんな期待を抱いていました。
しかし、現実はそう甘くありませんでした。
開業から数か月が経つと、売上は徐々に下がり始めました。
開店したばかりの珍しさが落ち着き、一度来店してくださったお客様が次につながらない。
少しずつ危機感を覚えるようになりました。
そこで私は、「もっと多くの人に知ってもらわなければいけない」と考えるようになりました。
まず取り組んだのはイベントへの出店だった
どうすればイベントで売れるのかを徹底的に考えた
私はイベントや催事への出店を積極的に始めました。
ただ出店するだけではありません。
どうしたら足を止めてもらえるのか。
どうしたら試食してもらえるのか。
どうしたら買っていただけるのか。
どうしたら実店舗へ来てもらえるのか。
イベントのたびに仮説を立て、改善を繰り返しました。
最初からうまくいったわけではありません。
売れ残ることもありました。
準備に時間をかけたのに思うような結果が出ない日もありました。
それでも、一回一回の出店が学びでした。
イベントでお客様がどの商品を手に取るのか。
どんな言葉に興味を持ってくださるのか。
どの価格帯が選ばれやすいのか。
そういったことを一つずつ積み重ねていきました。
自分の足で販路を開拓していった
イベントを探し、出店先を自分で開拓していくことも続けました。
すると少しずつ、イベントをきっかけに実店舗へ足を運んでくださるお客様も増えていきました。
気づけば、
「あのイベントで買いました。」
「また食べたくなって来ました。」
と言ってくださる方も増えていました。
それは、小さなお店にとって本当に嬉しい瞬間でしたし、その場で泣いてしまうこともよくありました。
通販を始め、自社サイトを育てていった
まずは販売できる場所を作った
イベントだけでは限界があります。
そこで、自社サイトを立ち上げ、通販の窓口を整えることにしました。
しかし、サイトを作るだけでは誰も来てくれません。
待っていても、お客様は来ない。
これは小さなお店を始めて最初に学んだことの一つでした。
ブログを書き続けた
検索で見つけてもらうためにブログを書き始めました。
どうしたら読んでもらえるのか。
どうしたら商品の魅力が伝わるのか。
試行錯誤しながら発信を続けました。
最初はほとんど読まれませんでした。
でも続けていると、少しずつ検索で見つけてくださる方が増えていきました。
そして、
「ブログを読んで購入しました。」
「考え方に共感しました。」
という声をいただけるようになりました。
写真撮影も一から勉強した
商品写真もすべて自分たちで撮影しました。
ライティング、背景、構図、色味、商品の見せ方。
一つひとつ勉強しながら改善を重ねていきました。
すると少しずつ、全国各地からご注文をいただけるようになり、リピートしてくださるお客様も増えていきました。
通販は単なる売上の柱ではなく、お店を知っていただく入口にもなっていったのです。
ギフト需要を見越して商品開発を続けた
プレゼント需要を見据え、ギフトボックスも一から開発しました。
梱包資材、配送方法、見た目、安全性。
すべてが初めてのことばかりでした。
それでも、「贈り物として選ばれる商品にしたい」という思いで改善を続けました。
すると少しずつ、お誕生日、内祝い、お中元、お歳暮など、大切な贈り物として選んでいただける機会も増えていきました。
地道な積み重ねが少しずつ結果につながった
イベント、通販、ブログ、商品開発、撮影、発信。
そうした積み重ねの結果、地元テレビや新聞、メディアから声をかけていただく機会も増えていきました。
さらに、市役所や県庁などからのお仕事につながることもありました。
特別な近道があったわけではありません。
ただ、売上を作る努力、知ってもらう努力、選ばれる努力を積み重ねてきただけでした。
開業した頃は、3年後にこんな未来が待っているなんて想像もしていませんでした。
商品のクオリティだけは絶対に妥協しなかった
その間も、新商品の開発や既存商品の改良は常に続けてきました。
どれだけ販路を増やしても、「また食べたい」と思っていただけなければ意味がありません。
味については妥協せず、絶対においしいものを作ること。
それだけは変えずに続けてきました。
その結果、クレーム率は0.1%以下に抑えられており、多くのお客様にご満足いただけるようになりました。
3年間積み上げた先に見えたこと
こうして、売上、知名度、商品のクオリティを少しずつ積み上げていき、現在では月商150万円以上を安定して超えられるようになりました。
そして東京でのイベント出店を通じて、「関東でも受け入れてもらえる」という手応えを得ることができました。
それが大きな後押しとなり、東京への2号店出店へと踏み切ることができました。
もちろん、まだ道半ばです。
でも、小さなお店にも可能性はある。
それはこの3年間で確信できたことです。
小さなお店は積み重ねでしか成長できない
振り返ってみると、この3年間で学んだことはとてもシンプルです。
小さなお店は、一つの集客方法だけでは続きません。
イベント、通販、ブログ、SNS、商品開発、接客。
どれか一つが特効薬になるわけではなく、小さな改善を積み重ねること。
それこそが、お店を続ける力になるのだと思っています。
もし今、
「いつかお店を持ちたい。」
「今のお店をもっと良くしたい。」
そう考えている方がいるなら、大丈夫です。
最初から全部できる人なんていません。
私たちも、できないことだらけでした。
でも、一つずつ積み上げていけば、お店は少しずつ成長していきます。
このブログでは、そんな3年間の試行錯誤を、これから小さなお店を始める方の参考になるよう、少しずつ残していこうと思います。
もしかしたら、数年後のあなたのお店も、今想像しているよりずっと遠くまで進んでいるかもしれません。