
開業してしばらく経った頃、私たちはイベントだけでは限界があると感じるようになりました。
イベントは知っていただくきっかけにはなります。
でも、その日限りで終わってしまうことも少なくありません。
もっと遠くの方にも届けたい。
もっと自由に想いを伝えたい。
そう考えるようになりました。
でも当時の私は、通販サイトを作る知識なんてほとんどありませんでした。
サーバー。
ドメイン。
決済。
配送設定。
分からない言葉だらけでした。
それでも、「作らなければ未来は広がらない」。
そう思い、少しずつ勉強を始めました。
今振り返ると、自社サイトは単なる通販の窓口ではありませんでした。
売上を作る場所。
情報を発信する場所。
メディアとつながる場所。
卸先と出会う場所。
そして、自分たちのお店の世界観を表現する場所でした。
この記事では、私たちが自社サイトを作った理由についてお話ししたいと思います。
イベントだけでは限界があると感じていた
イベントは素晴らしい販路です。
でも、イベントには終わりがあります。
開催日が決まっています。
出店できる回数も限られています。
そして、お客様も基本的にはその地域の方が中心になります。
もっと多くの方に届けたい。
全国の方に知っていただきたい。
そう考えるようになりました。
私たちが自社サイトを作った7つの理由
① 全国へ届けられるようになる
実店舗だけでは、商圏はどうしても限られます。
でも通販なら、一気に全国へ広げることができます。
今まで出会えなかった地域の方にも知っていただけるようになりました。
② お客様が好きなタイミングで購入できる
通販は24時間営業です。
営業時間を気にする必要もありません。
お客様が「欲しい」と思った瞬間に購入できます。
ワンクリックで注文できることは、想像以上に大きなメリットでした。
③ 自分たちの想いを自由に表現できる
通販サイトは単なる商品一覧ではありません。
素材へのこだわり。
商品ができるまでの背景。
お店の考え方。
自分たちの想い。
そうしたものを自由に表現できる場所でもあります。
私たちにとって、自社サイトはお店の名刺のような存在になりました。
④ 自分で作るしかなかった
通販サイトを外注すると、決して安くはありません。
機能によっては100万円を超えることもあります。
だから私たちは、自分たちで調べながら少しずつ作っていきました。
もちろん大変でした。
でも、その経験が今でも役立っています。
⑤ モール依存にならなくて済む
楽天。
Yahoo。
Amazon。
大きなプラットフォームには集客力があります。
でも、その分手数料も発生します。
広告費が必要になることもあります。
また、集まるお客様の傾向も変わります。
私たちは、自分たちのお店に共感してくださる方と長くつながりたいと考えていました。
そのため、自社サイトを中心に育てていくことを選びました。
⑥ メディアに見つけてもらいやすくなる
これは実際にやってみて驚いたことでした。
実店舗だけでは出会えなかった方々が、自社サイトを通じて見つけてくださるようになりました。
実際に、全国向けのメディアやラジオ局、ニュース番組などから取材のご連絡をいただき、放送していただいたこともあります。
決して私たちから営業をしたわけではありません。
サイトを見つけてくださり、そこからつながっていきました。
⑦ 卸先との出会いが生まれる
卸先の開拓にもつながりました。
これも私たちから営業をしたわけではありません。
通販で購入してくださったことがきっかけで、
「卸販売はされていますか?」
とご連絡をいただくことがありました。
今でも継続してお取引いただいているお客様もいます。
通販サイトは物を売るだけではありません。
新しいご縁を生み出してくれる場所でもありました。
ワンポイント解説|通販サイトはどうやって作るの?
通販サイトを作るというと、難しそうに感じる方も多いかもしれません。
実際、私自身も最初から詳しかったわけではなく、一つひとつ調べながら作っていきました。
本格的に自由度の高い通販サイトを作る場合は、
- サーバーを契約する
- ドメインを取得する
- ホームページ制作用のシステムを導入する
- デザインの骨格となるテンプレートを導入する
- 商品ページを作る
- 決済や配送設定を行う
簡単にいうと上記のような流れになります。
もちろん、これを一から覚えるのは決して簡単ではありません。
だから、初めて通販を始める方には、BASEのような簡単に販売できるサービスを利用するのも良い方法だと思います。
BASEは基本料金無料で始められます。
商品の登録も比較的簡単で、
発送機能も用意されています。
通販が初めての方でも始めやすいサービスだと思います。
「まずは通販を始めてみたい」
という方にとっては、とてもハードルが低いサービスです。
そして、
通販に慣れてきた。
もっと自由に表現したい。
自分たちの世界観を細かく作り込みたい。
オリジナルの機能を追加したい。
そう思うようになったタイミングで、サーバーやドメインを契約し、自分たちだけのサイトを一から作っていくという選択肢もあると思います。
いきなり完璧を目指す必要はありません。
小さく始めて、少しずつ育てていく。
通販サイトも、お店づくりと同じなのだと思います。
通販サイトは売るためだけのものではない
最初は単純に販路を広げるためでした。
でも、実際にはそれ以上の価値がありました。
お客様と出会える。
メディアに見つけてもらえる。
卸先につながる。
想いを伝えられる。
そして、自分たちの世界観を作ることができる。
通販サイトは、小さなお店にとってもう一つの店舗でした。
しかも24時間営業で、
日本全国のお客様が来てくださる店舗です。
次回予告
通販サイトを作って終わりではありません。
正直に言うと、
作っただけでは、誰も来てくれませんでした。
アクセスはほとんどありません。
注文も入りません。
そこで私たちが始めたのがブログでした。
次回は、
「ブログを書いても売れない。でも続けたことで見えたこと」
について書いてみようと思います。